対日交流で作業部会発足 韓国外務省、民間にも委嘱

28日、日韓交流の活性化を図る作業部会の発足式に出席した韓国の康京和外相(右)と委員長を務める漢陽大の李勲教授=ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国外務省は28日、民間の有識者らと共に日韓交流の活性化策を検討する「韓日文化・人的交流タスクフォース(作業部会)」を発足させた。康京和外相がソウルの外務省で民間委員に委嘱状を授与し「歴史問題は原則通り対応しても、国民の交流は活性化させなければならない」とあいさつした。

 漢陽大観光学部の李勲教授が委員長を務め、民間委員5人、外務省関係者3人の計9人で構成。日韓間の文化交流などの拡大を目指し、韓国側として具体案をまとめる。康氏は日本人観光客が減った点を懸念し「(外務省の)官僚が思いもつかない大胆な案を準備してほしい」と述べた。


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