欧州で米紙サイト閲覧停止 個人情報保護の新規則影響

米紙シカゴ・トリビューンが欧州で閲覧できなくなったことを説明するサイトの画面=25日(共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)が個人情報保護を強化する「一般データ保護規則(GDPR)」を施行した25日以降、一部米メディアのウェブサイトが欧州で開けなくなった。各サイトは閲覧者の情報を集め、広告掲載などに利用するが、個人情報の域外移転を原則禁じる新規則への対応が遅れ、一時閲覧を停止したとみられる。

 閲覧できなくなったのは米紙ロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなど。

 ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなどは閲覧可能。USAトゥデーはEUからの閲覧者を、広告のないサイトへ誘導。「当サイトは個人情報は集めません」との説明を掲載した。


  • LINEで送る