米、中国のZTEへの罰金減額 北朝鮮で協力得る狙いも

トランプ米大統領(ロイター=共同)、中国の習近平国家主席

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は25日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)への制裁緩和と引き換えに同社に科す罰金に関し、当初は15億ドル(約1600億円)とする意向だったが、中国の習近平国家主席との交渉で13億ドルに減額したことを明らかにした。FOXニュースのインタビューに答えた。

 習氏が要請したZTEへの制裁緩和にトランプ氏が応じたのは、米朝首脳会談の実現に向け、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に影響力を持つ習氏の協力を得る狙いもあるとみられる。

 ただ、罰金算定の根拠はあいまいで、制裁緩和に反対する与野党議員から、習氏との取引に批判が出そうだ。


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