電車に傘忘れんといて、近鉄 保管2週間に短縮、6月1日から

 近畿日本鉄道は25日、駅や電車内に忘れられた傘の保管期間を、従来の3カ月から2週間に短縮すると発表した。6月1日から実施する。取りに来る持ち主が少なく、保管場所が手狭になっていた。

 近鉄によると、2017年度に扱った傘の忘れ物は約8万件で、返却率は2割程度だった。これまでは駅最寄りの警察署で保管していたが、今後は大阪難波や近鉄奈良といった駅長がいる駅で2週間保管し、持ち主が特定できない傘は業者に売却したり、廃棄したりする。

 担当者は「もうすぐ梅雨の季節。大事な傘を忘れないで」と呼び掛けた。


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