韓国大統領「当惑し遺憾」 米朝会談中止に対応苦慮

国家安全保障会議(NSC)常任委員会に臨む、韓国の文在寅大統領(中央)と政府高官ら=25日、ソウル(韓国大統領府提供・共同)

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は25日未明(日本時間同)、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を通告したことを受け国家安全保障会議(NSC)常任委員会を緊急招集し「会談が予定された6月12日に開かれなくなったことに当惑しており、非常に遺憾だ」と表明した。米朝会談への仲介役を自任してきた文政権は当面、対応に苦慮しそうだ。

 文氏は「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和は、放棄も延期もできない歴史的な課題だ。解決へ努力してきた当事者らの誠意は変わっていない」と指摘。首脳間の対話の重要性を強調し、引き続き米朝双方に会談開催を促す立場を示した。


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