17年末、対外純資産328兆円 対米投資が最大

 財務省は25日、日本の政府や企業、個人投資家が海外に持つ資産から負債を差し引いた対外純資産残高が、2017年末時点で16年末比2・3%減の328兆4470億円になったと発表した。外国人投資家が保有する日本株などの値上がりで、対外負債が増えたのが主な要因。資産に含まれる米国向けの直接投資残高は55兆3526億円と過去最大を更新した。

 麻生太郎財務相が閣議で報告した。対外純資産は3年続けて減ったが、過去4番目の大きさ。日本は27年連続で世界最大の債権国になった。財務省は16年末の対外純資産残高を、349兆1120億円から336兆3060億円に修正した。


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