千葉県の養豚場で豚コレラの疑い 簡易検査で陽性反応

 農林水産省は23日、千葉県内の養豚場で豚コレラの疑いがある豚が見つかり、簡易検査で陽性反応が出たことを明らかにした。精密検査を実施している。千葉県によると、複数頭が死んでいるという。

 豚コレラは豚とイノシシ特有の伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴。豚肉を食べても人間には感染しない。農水省のホームページによると、日本はウイルスが完全淘汰されたとして、2007年に「清浄化」を達成したとしている。自然由来の感染とすれば、1992年以来となる。

 県によると、養豚業者から「調子の悪い豚がいる」と連絡があった。養豚場の具体的な場所は明らかにしていない。


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