広島の森さん、初訪米 被爆死米兵調査に尽力

2016年5月、広島市の平和記念公園を訪問したオバマ米大統領(当時・左)と握手する森重昭さん

 【サンフランシスコ共同】広島の原爆で死亡した米兵捕虜の身元特定に尽力し、訪日したオバマ前米大統領にねぎらいの抱擁を受けた歴史研究家、森重昭さん(81)=広島市=が22日、サンフランシスコ国際空港に到着し、初めて訪米した。米兵捕虜の遺族と森さんの交流を描いたドキュメンタリー映画の上映会に参加する。

 自らも被爆者である森さんは「米兵の遺族との対面が(訪米の)一番の目的。どうしても会いたい」と話した。28日にボストン郊外で戦没者慰霊式典に出席、6月初めまで滞在する。

 ドキュメンタリー映画は「ペーパー・ランタン(灯籠流し)」。


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