熊本産スイカで参拝客接待 高野山、復興支援の返礼品

高野山の金剛峯寺前で熊本県西原村のスイカを参拝客に振る舞う高野山高校の女子生徒(右)=21日午後、和歌山県高野町

 2016年4月の熊本地震の復興支援に対する返礼として贈られた被災地・熊本県西原村のスイカ5玉とオレンジ500個が21日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺の前で、参拝客に振る舞われた。

 高野山真言宗によると、熊本地震で西原村は震度7を観測し、甚大な被害を受けた。同宗の関係者が直後に被災地入りし、西原村で倒れていた地蔵を元に戻して供養するなど支援活動を続けてきた。

 そのお礼として、西原村の仮設住宅に住む果物店の経営者から金剛峯寺への供え物としてスイカとオレンジが届いた。復興に向かって努力する被災者の思いや姿を伝えようと、参拝客に配ることを決めた。


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