サーバー所在地は五つの国・地域 感染の年金機構パソコンと通信

 2015年5月に日本年金機構のパソコンがサイバー攻撃を受け大量の個人情報が流出した事件で、ウイルス感染したパソコンとの通信が確認されているサーバー23台が、五つの国・地域に所在していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁公安部は同日、容疑者不詳のまま書類送検し、捜査を終結した。

 捜査関係者によると、サーバーの所在地は米国、中国、シンガポール、香港、日本。米国などは「踏み台」として利用されたもので、攻撃者側との間では、さらに別の国のサーバーを経由していた疑いもあるという。


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