東京五輪、入場券価格は継続協議 有識者会議で論議

建設工事が進む新国立競技場=5月11日、東京都新宿区

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、入場券の販売戦略に関する有識者会議を開き、五輪開会式の一般販売の最高価格を28万8千円とするなどの組織委案に対し、より価格幅を広げるべきだとする意見が出たため、引き続き協議することになった。座長の加納貞彦早稲田大名誉教授は「結論は出なかった。もっとめりはりを付けようという議論になった」と述べた。

 組織委は多くの人の観戦機会を確保するため、入場券の価格を幅広く設定する方針を示している。一般販売の他に小学生を対象とした千〜2020円の安価な入場券や、富裕層向けの高額チケットも設ける予定。


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