3月の求人倍率1・59倍に改善 失業率は2・5%で横ばい

完全失業率の推移

 厚生労働省が27日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント上昇の1・59倍で、3カ月ぶりに改善した。総務省が同日発表した完全失業率(季節調整値)は前月と同じ2・5%で横ばいだった。2017年度平均は2・7%で、23年ぶりに2%台となった。

 景気回復を背景に、企業が積極的に採用を進めているため雇用情勢は改善が続いている。17年度平均の有効求人倍率は前年度比0・15ポイント上昇の1・54倍となり、統計史上、1973年度の1・74倍に次ぐ2番目の高水準だった。


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