イラン核合意破棄に慎重 米国防長官「まだ決定せず」

マティス米国防長官(AP=共同)

 【ワシントン共同】マティス米国防長官は26日の上院軍事委員会公聴会で、トランプ大統領が見直しを求めているイラン核合意は「不完全」として改善の必要性を認める一方、「中東の安定確保を優先すべきだ」と述べ、核合意を破棄すれば核の脅威増大を招く恐れがあると慎重な見方を示した。

 マティス氏は、核合意を破棄するかどうかについて「まだ決定は下されていない」と説明。合意が崩壊すれば、イランが核開発を再開するだけでなく、海洋やサイバー空間でも活動を活発化させる可能性を「見極めなくてはならない」と話した。


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