北朝鮮核実験場は「崩落」 中国研究チーム分析

 【北京共同】中国科学技術大の研究チームは26日までに、北朝鮮が廃棄を発表した北東部豊渓里の核実験場の山が崩落したことが地震記録の分析で確認されたと明らかにした。概要を大学のウェブサイトで発表した。研究チームは放射性物質が漏れている可能性があり、観測を続ける必要があると指摘。

 概要によると、2017年9月3日の核実験直後に発生した地震を分析した結果、核実験による爆発で山に空洞ができ、岩盤がほぼ垂直方向に崩れたことが原因だと判明した。

 一方、米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイトは、核実験場が既に使用できない状態だとする一部専門家の指摘は誤りと分析。


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