ゆうちょ銀行の佐護副社長退任へ ゴールドマン・サックス証券出身

 ゆうちょ銀行の佐護勝紀副社長が退任することが26日、分かった。佐護氏は元ゴールドマン・サックス証券副会長で、ゆうちょ銀は2015年に資産運用部門の責任者として迎え入れた。国債中心の運用からの改革を主導し、収益拡大や体制整備に一定のめどをつけたことから、退くことになったもようだ。

 26日のゆうちょ銀の取締役会で了承し、6月の株主総会で正式決定する見通し。

 ゆうちょ銀は低金利などを背景に運用の多角化が課題となっている。このため佐護氏の下に専門チームを立ち上げ、地域活性化ファンドなど新規分野への投資に注力していた。


  • LINEで送る