強制不妊「外国人も適用対象」 国、旧優生保護法で道に見解

 旧優生保護法(1948〜96年)下で障害者らに強制不妊手術が繰り返されていた問題で、国が北海道に対し「外国人も旧法の適用対象」との見解を示したことが24日、道の開示資料で分かった。専門家は、救済制度の枠組み作りに影響を及ぼす可能性があると指摘している。

 開示したのは、厚生省(当時)と道とのやりとりを示す50年と60年の資料。50年の資料では、外国人の旧法適用に関して照会した道に、同省が中国人やドイツ人、イタリア人などを挙げた上で「適用しても差し支えない」などと回答した。


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