2018年4月25日 00:32 | 無料公開
上海協力機構の外相会議を前に握手するロシアのラブロフ外相(左)と中国の王毅国務委員兼外相=24日、北京(共同)
【北京共同】中国とロシア、インド、中央アジア諸国などで構成する「上海協力機構(SCO)」は24日、北京で外相会議を開いた。6月に山東省で開催する首脳会議を控え、中国は近隣国との関係を強める外交攻勢を加速している。激化する米中貿易摩擦への対応に注力する環境を整備する狙いがありそうだ。
中国国営中央テレビは「重大な国際問題について意見交換した」と報じた。自由貿易体制の尊重や、米英仏によるシリア攻撃が話題となった可能性がある。
中国外務省によると、習近平国家主席は23日、SCO加盟国の外相と北京で会談。互いに支え合う重要性を表明した。