4月景気判断、四国など引き上げ 全国は据え置き、財務省

 財務省は24日開いた全国財務局長会議で全国11地域の4月の景気判断を示し、生産活動が好調な四国、九州北部(福岡、佐賀、長崎各県)の2地域を今年1月の判断から引き上げた。残る9地域は据え置き、全国の総括判断も昨年10月から続く「回復している」との表現を維持した。

 四国と九州北部とも判断引き上げは昨年10月以来2期ぶり。四国は国内外で需要が増えた食品向けの生産用機械や医薬品の生産がけん引した。九州北部は新型車の投入効果で海外向けを中心に自動車生産が好調に推移。個人消費も百貨店やスーパー、コンビニエンスストアなどの販売額が軒並み前年を上回った。


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