2018年4月23日 19:46 | 無料公開
【ブリュッセル共同】ブリュッセルの裁判所は23日、ベルギーで警官を銃撃した罪に問われたサラ・アブデスラム被告(28)に対し、テロ殺人未遂罪で求刑通り禁錮20年を言い渡した。被告は2015年11月のパリ同時多発テロの実行犯のうち唯一の生存者で、同時テロに関する初公判は早くて来年になるとみられる。
公判では同時テロ解明の手掛かりが得られることが期待されたが、アブデスラム被告は法廷で自身のイスラム教信仰や司法への不信を訴えるなどしただけだった。この日は出廷しなかった。