大分山崩れ、原因の本格究明へ 二次災害防止の工事も開始

 大分県中津市耶馬渓町金吉の山崩れで安否不明者6人の捜索が終わったことを受け、県は23日午後、新たな崩落などの二次災害を防止するための応急工事を始めた。発生メカニズムの本格的な究明のために25日から並行してボーリング調査を始める。県の担当者が明らかにした。

 捜索には11日からの13日間で自衛隊や警察など延べ約5800人が加わった。今後は、監視カメラなどで警戒を続ける。

 県によると、応急工事には、現場周辺を流れる金吉川への土砂流入を防ぐための大型土のう設置などが含まれる。

 林野庁は、発生翌日に原因究明のために派遣した専門家チームを近く改めて現地に送る見通し。


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