選管職員の事故で上司を書類送検 過労認識しながら運転命令か

 兵庫県川西市で昨年10月、衆院選投開票の前日、市選挙管理委員会の男性職員(52)=休職中=が公用ワゴン車を運転中に死傷事故を起こしたことを巡り、県警は23日、職員が衆院選の事務で過労なのを認識しながら運転させたとして、道交法違反(過労運転下命)の疑いで、当時、選管事務局長をしていた市職員の男性(55)を書類送検した。

 市選管によると、職員は事故当日まで約1カ月間休日がなく、残業は200時間を超えていた。県警は、職員だけでなく、過労を知りながら運転させた上司の責任も重いと判断した。

 県警は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで職員本人も書類送検した。


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