2018年4月23日 10:42 | 無料公開
九州電力は23日未明、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の発電設備と送電系統を切り離し、原子炉等規制法に基づく定期検査に入った。原子炉格納容器内の蒸気発生器を1985年の営業運転開始以来、初めて取り換えるため、通常の定期検査と比べ長い約5カ月間を予定している。
3月に再稼働した玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の配管に穴が開き蒸気が漏れたトラブルを受け、同タイプの配管16本の状態も確認する。
定期検査は九電や協力会社などの計約4100人態勢で実施。原子炉容器や核燃料貯蔵施設といった設備を105項目にわたって確認する。