不妊治療死亡、書類送検へ 3医師業過致死疑い、福岡

 不妊治療で誤った処置をし女性を死亡させたとして、福岡県警が業務上過失致死の疑いで北九州市の「セントマザー産婦人科医院」の院長ら医師3人を書類送検する方針を固めたことが23日、分かった。捜査関係者が明らかにした。不妊治療の術後に患者が死亡する例は珍しい。

 捜査関係者らによると、2016年11月、卵管の詰まり具合などを確認するため、30代女性に全身麻酔をした上で気体を送り込む手術をしていたところ容体が急変。別の病院へ搬送されたが、同12月に死亡した。

 当時の担当医師が誤って多量に送った気体の一部が血管に入って肺などに詰まり、死亡させた疑いが持たれている。


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