パワハラ騒動の大韓航空専務更迭 父の会長が謝罪

2017年4月、大韓航空専務として路線就航式に出席する趙顕ミン氏(右端)(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の大韓航空の趙顕ミン専務(34)が会議で声を荒らげ、水の入ったコップを床に投げたとされる問題で、父親で同社を中核とする財閥韓進グループの趙亮鎬会長は22日、一連の騒動について国民に謝罪、趙顕ミン氏を大韓航空などグループ内の役職から即刻辞任させると発表した。

 趙顕ミン氏の姉で関連会社社長の顕娥氏(43)も辞任させる。顕娥氏は大韓航空副社長だった2014年、大韓航空機で客室乗務員のナッツの出し方に怒って離陸を遅らせ「ナッツ姫」と呼ばれた。

 趙会長は謝罪文で「大韓航空の会長として、一家庭の家長として、娘の未熟な行動は全て自分の過ちだ」とした。


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