保護主義に懸念相次ぐ、G20 議長国財務相が記者会見

 【ワシントン共同】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)の議長国、アルゼンチンのドゥホブネ財務相は20日、財務相・中央銀行総裁会議閉幕後の記者会見で「多くの出席者が内向きの政策は世界経済のリスクだと指摘した」と述べた。トランプ米政権の通商政策を念頭に保護主義拡大を懸念する声が相次いだことを明らかにした。

 貿易政策を巡って参加国の間に「意見対立があり、全会一致にはほど遠かった」とも語った。保護主義拡大を警戒する各国に、米国の出席者が反論した可能性がある。


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