宮崎・硫黄山の噴火が停止 噴気活発、警戒レベル3継続

噴気を上げる霧島連山・硫黄山=20日午後1時47分、宮崎県えびの市(共同通信社機から)

 宮崎県えびの市にある霧島連山・えびの高原(硫黄山)は20日午前6時半ごろ、噴火を停止した。その後も活発な噴気活動は続いており、気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持。約2キロの範囲で大きな噴石や火砕流への警戒を呼び掛けている。宮崎県などによると、人的被害は確認されていない。

 気象庁によると、監視カメラによる観測などから、硫黄山南側に新たな火孔ができているのを確認した。噴気の出る範囲が拡大している。

 硫黄山は19日午後3時40分ごろ、1768年以来250年ぶりに噴火。噴煙は火口から最高約500メートルまで上昇した。


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