2018年4月19日 20:56 | 無料公開
沖縄県名護市辺野古沖で生息が確認されている絶滅危惧種の海獣ジュゴン保護のため、日米の環境保護団体が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設工事の中断を米裁判所に求めた訴訟で、沖縄県は19日、米国内法に基づく協議をマティス米国防長官らに求める要請文を発送した。辺野古は移設先として不適切だと訴えるとしている。
米サンフランシスコの連邦高裁は昨年8月、米裁判所には工事中止を命じる権限がないとして訴えを退けた一審判断を破棄し連邦地裁へ差し戻しを命じた。
沖縄県は、連邦地裁が改めて判断する過程で、米文化財保護法に基づき米政府は県と協議するべきだと主張している。