玄海4号21日から燃料装填開始 九電、5月下旬に再稼働へ

 九州電力は19日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に向けた核燃料の装填作業を21日に開始すると発表した。玄海3号機に続き、九電として4基目の再稼働工程が大詰めに入る。作業が順調に進めば、25日までに運転に使う193体の搬入を終える。3号機の実績を踏まえれば、装填から約1カ月後の5月下旬に再稼働する見通し。

 装填後は、原子炉を組み立てるほか、原子炉を冷やす機能に問題がないかなどに関して原子力規制委員会の検査を受ける。問題がなければ燃料の核分裂を抑える制御棒を引き抜き、原子炉を動かす。

 玄海4号機は、東日本大震災後の2011年末、定期検査で停止した。


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