2018年4月18日 18:59 | 無料公開
東京電力福島第1原発構内を走る自動運転のEVバス=18日午後
東京電力は18日、廃炉作業が続く福島第1原発で、作業員向けに自動運転の電気バス(EVバス)の運用を始めた。広い構内での移動の効率化が狙い。東電によると、自動運転のEV実用化は国内初で、将来は原発の視察者用にも使う予定。
バスは定員15人で最高時速18キロ。運転席やハンドルはなく、同乗したオペレーターがタッチパネル上の地図で行き先を押すと、自動で走り始めた。前後左右8カ所に光センサーがあり、歩行者を感知すると徐行するほか、横断歩道を渡ろうとする人がいれば停止する。
導入したのは3台で、原発の構内入り口の建物から、作業員の休憩所まで約1キロを往復する。