東京五輪組織委が物資調達基準案 人権保護や環境保全を念頭に

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は13日、大会中に使うパーム油と紙について、生産過程で児童労働などの違法行為や環境破壊が行われていない物資を確保するとした調達基準案をまとめた。人権保護や環境保全を踏まえ、同日の「持続可能な調達作業部会」で定めた。6月の理事会で最終決定する。

 アブラヤシの果実から採れるパーム油は選手村の食事などに含まれる。主要生産地のインドネシアとマレーシアなど、現地の法令に基づいて農園が開発、管理されていることや、児童や強制的な労働が行われていないことなどを条件とした。


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