AIなど最新技術の軍事利用懸念 国連総長ら規制を議論

23日、米ニューヨークで演説する国連のグテレス事務総長(共同)

 【ニューヨーク共同】人工知能(AI)など最先端の技術の軍事利用をどう規制すべきかを話し合う会議が23日、日本の国連代表部などの主催で、米ニューヨークで開かれた。国連のグテレス事務総長が演説し、最新技術で危険が増す懸念を踏まえ、世界をより安全にするように利用すべきだと強調した。

 グテレス氏は、AIやIT技術、3Dプリンターのほか、バイオテクノロジーや顔認証などの技術も軍事利用されかねず、テロ組織も最新技術を容易に入手可能だと指摘。核兵器の管理施設にサイバー攻撃があれば、予期せぬ事態が起こりうると警告した。


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