遺影の似顔絵をいじめ認定、京都 高2不登校で転校

 京都府教育委員会は23日、府立高2年だった元女子生徒が2016年9月、放課後の部活動中に同級生や後輩から黒板に遺影のような似顔絵を描かれるいじめに遭って不登校になり、17年4月に転校していたと発表した。

 府教委などによると、元生徒は文化系の部に所属。部活動を欠席した際、同級生の指示で後輩が教室の黒板に、額縁に入った似顔絵と祭壇やお供え物を描き、翌日、本人の前でもう一度描いた。元生徒が消すよう求めたが、2人は応じなかった。

 元生徒の保護者から電話があり、昨年5月に調査委員会が調査を始めた。

 京都府教育庁の細野吾指導部長は「再発防止に努めたい」と話した。


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