消費者物価1・0%上昇、2月 3年6カ月ぶりの大きさ

 総務省が23日発表した2月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月と比べて1・0%上昇の100・6だった。総務省によると、2014年4月の消費税増税の影響を除くと、上昇幅は14年8月の1・1%以来、3年6カ月ぶりの大きさという。プラスは14カ月連続。

 上昇幅は1月の0・9%から拡大した。ただ依然として、石油や石炭の価格上昇を背景としたガソリンなどエネルギー関連品目の上昇が中心で、平昌五輪や中国の春節(旧正月)関連の影響といった一時的な要因もあるという。

 品目別では、ガソリンが10・9%、電気代が5・8%それぞれ上昇した。食料は1・2%上昇した。


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