九電・玄海原発3号機が再稼働 厳格基準下で5原発7基目

再稼働した佐賀県玄海町の九州電力玄海原発3号機=23日午前11時4分(共同通信社ヘリから)

 九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)が23日、再稼働した。原発の安全対策を厳格化した新規制基準下での再稼働は、14日の関西電力大飯3号機(福井県おおい町)に続き5原発7基目。東日本大震災から7年がたち、電力供給面で原発回帰が鮮明になりつつある。九電は当面、電気料金を据え置く方針。

 玄海3号機の稼働は約7年3カ月ぶり。23日深夜にも核分裂反応が安定的に持続する臨界に達し、25日に発電と送電を再開する。3号機にはプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を含む燃料が装填されており、プルサーマルを行う。


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