核燃サイクル推進に意義と経産相 佐賀、玄海3号機の再稼働で

 世耕弘成経済産業相は23日の記者会見で、佐賀県の九州電力玄海原発3号機の再稼働について「(通常の原発でプルトニウムを燃やす)プルサーマル発電の推進、核燃料サイクルの推進の観点からも意義がある」と述べ、歓迎する考えを示した。玄海3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を一部に用いている。

 政府は、原発の使用済み核燃料を再処理して取り出すプルトニウムを再び燃料に使う核燃料サイクル政策を掲げている。プルトニウムは核兵器に転用可能で、日本は約47トンを保有し、プルサーマル発電が当面の消費手段として期待されている。


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