台湾、日本統治下の駅舎図面保存 「鉄道建築に文化的価値」

 【台北共同】台湾の文化部(文化省)は21日、日本統治時代(1895〜1945年)に建築された鉄道駅舎などの図面約5千枚を修復、デジタル化して保存するプロジェクトを進めていると発表した。2020年までに完成、公開する計画。

 作業を進める成功大学(台南市)の劉舜仁教授は「日本時代の鉄道建築の文化的な価値を探究したい」と語った。

 台湾では日本時代の建築物が積極的に保存されている。また鉄道建設は台湾の近代化に貢献したと評価されている。

 油紙などに描かれた台北、台中、台南、高雄などの駅舎の図面は1998年に台湾の国鉄にあたる台湾鉄路の施設で大量に見つかった。


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