ダル投手、WS敗退を発奮材料に 「モチベーションに頑張る」

インタビューに答えるカブスのダルビッシュ有投手(共同)

 【メサ(米アリゾナ州)共同】米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手(31)が20日までにキャンプ地のアリゾナ州メサで共同通信のインタビューに応じ、ドジャースの一員として出場した昨季のワールドシリーズ(WS)で敗れたことを「またそこをモチベーションに頑張っていけると感じている」と発奮材料にする思いを口にした。

 昨季途中、約5年半在籍したレンジャーズからドジャースにトレード移籍した。優勝請負人の期待通り、プレーオフで2勝を挙げた。だが、WSではチームの敗退が決まった最終戦を含め2戦2敗。雪辱を期し、一昨年のWS覇者カブスに新天地を求めた同投手は「自分が乗り越えられる負荷だからこそ起こっていると思う」と語った。

 エンゼルスとマイナー契約の大谷翔平選手(23)はプロ野球日本ハムの後輩で、ともに練習するなど交流がある。「尊敬し合える。そういう仲間の1人という感じでいる」と印象を話した。

 2015年に右肘手術を受け、昨季は10勝12敗で3年ぶりに2桁勝利に到達。米球界7年目の今季に向けては「精神的な部分ですごく自由に、本当にストレスなく毎日を過ごせている。全部がいい方向に向かっていて野球の調子も上がってきている」と自信を示した。


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