東証、午前終値は2万1483円 政治混乱懸念で続落 

 週明け19日午前の東京株式市場は、国内政治の混乱を懸念する売り注文が先行し、日経平均株価(225種)は続落した。下げ幅は一時300円を超え、9日以来の安値を付けた。

 午前終値は前週末終値比193円29銭安の2万1483円22銭。東証株価指数(TOPIX)は14・81ポイント安の1721・82。

 報道機関が実施した世論調査で安倍内閣の支持率が急落し、金融緩和や財政出動で円安株高を演出してきた経済政策アベノミクスが失速するとの観測が生じた。参院では森友学園に関する決裁文書改ざん問題の集中審議を行い、「政治の不安定化を嫌った売りが出た」(大手証券)という。


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