神経剤襲撃、プーチン氏関与否定 英政府の非難に「ナンセンス」 

プーチン大統領=18日、モスクワ(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は18日、英国で起きた元ロシア情報機関員らに対する神経剤襲撃事件で、英政府がロシアの責任と非難していることについて「ばかげており、ナンセンスだ」と述べ、関与を否定した。大統領選当選を確実にした後の記者会見で述べた。

 プーチン氏は「われわれは全ての化学兵器を廃棄した。(事件で使われたとされる神経剤「ノビチョク」のような)そういう物質は持っていない」と主張。さらに「常識のある人は、大統領選やサッカーのワールドカップ(W杯)を前に、ロシアの誰かがそんなばかげた行動をするなどあり得ないと分かっている」と語った。


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