小3女児殺害1年で献花台、千葉 手合わせ「本当に気の毒」 

レェ・ティ・ニャット・リンさんの遺影が置かれた献花台を見つめる父のレェ・アイン・ハオさん=17日午前、千葉県松戸市

 昨年3月、千葉県松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=が殺害された事件から1年となるのを前に、市が17日、リンさん宅に近い六実市民センターに献花台を設置した。ほほ笑むリンさんの遺影が置かれ、市民らが手を合わせて悼んだ。31日まで。

 父親レェ・アイン・ハオさん(35)は「リンちゃんを弔うためにできることをしてくれてうれしい。市民や担当者にありがとうと言いたい」と静かに話した。女子中学生の孫がいるという同市の無職渡辺千恵子さん(78)は白い花を手向け「本当に気の毒だ」と声を落とした。


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