河野氏、米朝会談で拉致提起要請 ペンス副大統領に 

会談に先立ち握手を交わす河野外相(左)とペンス米副大統領=16日、ワシントンのホワイトハウス(外務省提供・共同)

 【ワシントン共同】河野太郎外相は16日午後(日本時間17日未明)、ペンス米副大統領とホワイトハウスで会談し、5月末までの開催を見据える米朝首脳会談で、日本人拉致問題を取り上げるよう要請した。ペンス氏は「日米は100パーセント共にある」と述べ、拉致問題の解決を含め、緊密に連携する考えを表明。北朝鮮が「完全で検証可能な不可逆的な非核化」への具体的措置を講じるよう、最大限の圧力と制裁を維持する方針で一致した。

 約20分間の会談で河野氏は、北朝鮮による核・ミサイル、拉致問題を包括的に解決すべきだとの考えを伝達。両氏は、日米首脳会談の調整を進めることも確認した。


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