前川氏授業、文科省のメール公表 名古屋市教委「やり過ぎ」と市長 

文部科学省メールの骨子

 文部科学省の前川喜平前事務次官が名古屋市立中の授業で講演した内容を報告するよう、同省が同市教育委員会に求めていた問題で、市教委は16日、同省からのメールを公表した。メールには「講演録や録音データがあれば提供してほしい」などと記載されていた。

 河村たかし名古屋市長は同日、取材に応じ「(文科省は)やり過ぎだと思う」と述べた。

 文科省からは1日と6日の2回メールがあった。1日のメールでは「前川氏は天下り問題で辞職し、出会い系バーを利用したことが公になっている」と指摘した上で、なぜ講演の依頼をしたのか、保護者から意見はなかったかなど15項目の質問があった。


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