平昌五輪勝者への中傷、韓国捜査 過去にも頻発 

平昌五輪スピードスケート・ショートトラック女子500メートル決勝で競り合うカナダのブタン選手(右)と韓国の崔ミン禎選手(中央)=13日、韓国・江陵(聯合=共同)

 【平昌共同】平昌冬季五輪スピードスケート・ショートトラック女子で、韓国選手が失格となりメダルを逃したことに憤ったインターネットユーザーらが、3位のカナダ選手をソーシャルメディアで罵倒したり、殺害を予告したりして、韓国警察が捜査に乗り出した。カナダ警察も選手の安全確保に乗り出す騒ぎになっている。

 韓国選手を破った選手らへの誹謗中傷は、過去の五輪でも頻発。IOCは14日「選手に敬意を表し、彼らの偉業を支持するよう求める」と異例の呼び掛けを行った。

 騒動のきっかけは13日の500m決勝。韓国の選手が2番目にゴールしたが、カナダの選手との接触で失格になった。


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