和歌山の南部梅林が見頃 「一目百万、香り十里」 

 梅の生産量日本一を誇る和歌山県みなべ町にある南部梅林が見頃を迎え、観光客でにぎわっている。南部梅林は「一目百万、香り十里」といわれ、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の認定地に含まれている。

 17日は好天に恵まれ多くの家族連れらが訪れた。大阪府岸和田市の大学1年沢瑞歩さん(19)は「初めて来たが桜とはまた違った感じで、山の景色もきれい」と笑顔を見せた。

 運営する「梅の里観梅協会」の片山清範会長は「寒さの影響で開花が例年に比べて1週間から10日ほど遅れていたが、ようやく見頃になった。もうすぐ満開になりそうだ」と話している。


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