銃乱射、生徒恐怖の体験振り返る 床に大量血痕、少女の遺体 

15日、米南部フロリダ州パークランドで銃乱射事件の犠牲者追悼式に参加した市民ら(共同)

 【パークランド共同】廊下の床には大量の血痕が染み付き、既に絶命した少女も横たわっていた―。米南部フロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件。当時校内にいた生徒が15日、共同通信の取材に応じ恐怖の体験を振り返った。警察の捜査でニコラス・クルーズ容疑者(19)の足取りも次第に見えてきた。

 「誰かが銃を撃ってるぞ!」。男子生徒ジラーニ・ウィリアムズさん(14)がいた3階の教室に、同級生が駆け込んできた。

 容疑者が作動させたとされる火災報知機も鳴ったため、他の生徒らと共に廊下に出ると、銃を手にした容疑者がいた。タン、タン―。銃声や容疑者の叫び声が響いた。


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