小貫元最高裁判事が死去 検察官出身 

死去した小貫芳信元最高裁判事

 検察官出身で最高裁判事を務めた小貫芳信(おぬき・よしのぶ)氏が21日午前7時33分、左耳下腺導管がんのため死去した。69歳。福島県出身。葬儀・告別式は家族葬で行った。

 中央大大学院修了後の1975年、検事に任官。名古屋、東京の両高検検事長、亜細亜大法学部教授などを経て2012年4月に最高裁判事に就任した。今月16日付で、健康上の理由から、定年まで約7カ月を残して依願退官した。

 第2小法廷に所属。首都圏の連続不審死事件で被告の死刑を確定させた刑事裁判や、勤務医の年俸に残業代が含まれるかが争われた訴訟などで裁判長を務めた。


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