車内放置死で3人書類送検、埼玉 障害者施設運転手ら 

 埼玉県上尾市の障害者支援施設「コスモス・アース」(生活介護とさきに改称)で昨年7月、男性利用者(19)が送迎用ワゴン車内に約6時間放置され熱中症で死亡した事故で、県警は22日、業務上過失致死容疑で運転手と職員の男女計3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 3人は男性の不在に気付くべきだったのに、安否確認を怠った疑いが持たれている。施設元管理者の大塚健司被告(75)=強制わいせつ罪で公判中=については、事故を予見できなかったとして立件を見送った。

 県警などによると、男性は昨年7月13日午前9時ごろ、送迎車で施設到着後に1人だけ車内に残された。


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