17年、米軍機のトラブル倍増 防衛省調査で判明、米と認識違い 

2017年12月、沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小学校の運動場に落下した米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリコプターの窓(宜野湾市提供)

 小野寺五典防衛相は22日、在日米軍の航空機やヘリコプターによる事故・トラブルが2017年は25件発生し、16年の11件から2倍以上となったと明らかにした。防衛省で記者団に述べた。同省の調査で判明した。小野寺氏は「ハリス米太平洋軍司令官は『事故は減少している』と話したが、われわれの把握した内容では増加している」と語った。

 防衛省は「事故減少」とする米側の説明を受けて16年と17年の事故・トラブル件数を整理。米側と認識の違う内容の発表には、米側の事故に厳正に対処する政府の姿勢を示す狙いがありそうだ。


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