メルケル氏歓迎、交渉急ぐ 独社民党との大連立 

21日、ドイツ・ベルリンで記者団に話すメルケル首相(ロイター=共同)

 【ボン共同】ドイツのメルケル首相は21日、連邦議会(下院)第2党の中道左派、社会民主党(SPD)がメルケル氏率いる第1党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立に向けた本格交渉入りを決めたことを歓迎、「ドイツは安定政権が必要だ。早く交渉に入りたい」として22日にも交渉日程などを詰める考えを示した。ベルリンで記者団に語った。

 ただSPD内では大連立への反対論が根強く、CDU・CSUとの予備折衝での政策合意を巡り主張が十分に盛り込まれていないとの不満が高まった。難民政策などについて大幅な見直しを求める考えで、今後の交渉の火種となりそうだ。


  • LINEで送る