2018年1月19日 19:30 | 無料公開
京都市で講演するICAN傘下組織メンバーの平和活動家キャサリン・サリバンさん=19日午後
ノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)傘下組織のメンバーで、核兵器禁止条約の採択に尽力した米国の平和活動家キャサリン・サリバンさん(50)が19日、京都市内で講演し「核兵器が使われる前に、できることはたくさんある」と語り掛けた。
サリバンさんは核廃絶運動に約30年関わり、米国の学生らに被爆者の声を聞かせる活動に取り組んできた。この日は集まった高校生や大学生ら約400人を前に「被爆者の証言は、核抑止論のような議論に人道的な観点をもたらしてくれた」と意義を強調した。